Windows7の時代から愛用してきた「Snipping Tool」。
「Windows 10 April 2018 Update」のサポート期間の終了である2019年11月12日が近づくなか、自動更新が解放された「Windows10 May 2019 Update(1903)」により、「切り取り&スケッチ」というツールに進化します!。
(実際には、「Windows10 October 2018 update」から標準搭載)
大型アップデートとなる「Windows10 May 2019 Update(1903)」は問題も多く、手動更新が対象でしたが、問題解消となり現在は自動更新の対象として解放されています。
まだ相当数の「Windows 10 April 2018 Update」バージョンのWindows10ユーザがいると思われます。しかし、サポート終了に伴う今回のアップデートにより「切り取り&スケッチ」を目にするユーザーが一気に増えそうな気配です。
■米国時間9月26、Microsoft発表
「Windows 10 May 2019 Update」(バージョン1903)が、「『Windows Update』経由ですべてのユーザーに広く展開できる段階」に達した。
「Snipping Tool」!
「Snipping Tool」とは、画面をキャプチャして画像として保存することができるWindowsの標準ツールです。いわゆるスクリーンショットツールです。私自身も、Windows7の時から活用しており、非常になじみのあるツールです。
Windows10のアップデートで「Snipping Tool」が「切り取り&スケッチ」に進化!
「Windows10 May 2019 Update(1903)」にアップデートすると、「Snipping Tool」が「切り取り&スケッチ」というツールに進化します。
実際には、「Windows10 October 2018 Update」から標準搭載されているので、すでに活用しているWindows10ユーザも多いと思います。
アップデート後、「Snipping Tool」を起動するとつぎのような画面がでてきます。
画面の「切り取り&スケッチを使ってみる」をクリックするか、「Windowsロゴキー + Shift + Sキー」で「切り取り&スケッチ」が起動します。「新規作成」をクリックすれば、従来の「Snipping Tool」の動作に入ります。
■「切り取り&スケッチ」もう一つの起動方法
「切り取り&スケッチ」のもう一つの起動方法として、スタートメニューから起動する方法があります。
「切り取り&スケッチ」何が進化した?
「Snipping Tool」から、何が進化したのか見ていきましょう!
1.遅延スクリーンショットが最大5秒→最大10秒にアップ!
ポップアップウィンドウのスクリーンショットに必須の遅延スクリーンショットが従来の5秒後から10秒後に大幅アップ!。目的のスクリーンショットまでの操作が複雑なポップアップウィンドウの切り取りも、余裕をもって切り取ることができるようになりました。
2.他のアプリとの共有がよりお手軽に!(twitter連携など)
共有ボタンをクリックすることにより、そのまま他アプリとの連携ができます!。これによりtwitteerへの連携もスムーズになりました。
3.編集機能が進化!簡単なものならそのまま添付可能です。
画像の編集機能が進化しています。従来は、切り取った画像をペイントなどで加工して添付していましたが、簡単なものなら「切り取り&スケッチ」内で画像編集してそのままメールに添付することも可能です。
(1)トリミングができる!
トリミングができるようになりました!。従来は、画面を切り取るときに、ぎりぎりの位置で切り取っていました。しかし、これからは少し大きめに切り取った後、トリミング加工することができます。
(2)ペンの色や太さの変更が簡単!
ペンの色や太さの変更が、ポップアップ画面から1クリックで変更できるようになりました。■ペンの種類
「ボールペン」「鉛筆」「蛍光ペン」から選べます。
■ペンの色
従来のプルダウン方式から、カラーパレットの中からクリックする方法に進化しました。
■ペンの太さ
スライドバーでペンの太さを自由に調整できます。
(3)定規や分度器で、きれいな線を引ける!
定規や分度器を使ってきれいな線を引けるようになりました!。
■定規
定規の角度は、マウスのホイールを回すと変更できます。
■分度器
分度器の大きさは、マウスのホイールを回すと変更できます。
まとめ
「切り取り&スケッチ」は、画面をキャプチャ(スクリーンショット)したものを、手早く画像加工してTwitterやメールをしたい場合の機能が進化したと言えます。しかし、いざ画像加工してみると物足りない感じがします。これからのさらなる進化に期待したいところです。
コメント