渓流ルアーフィッシングをワゴンセールのタックルで攻め続けてきましたが、このたびタックルを一新しました。
メインとなるスピニングリールはシマノのULTEGRA(アルテグラ)。番手は2000の「C2000SHG」というハイギアタイプのリールです。
ULTEGRA(アルテグラ)の初釣行を岐阜県の馬瀬川で行いました。ワゴンセールリールとのスペックの違いにとまどうことばかりでしたが、釣り始めから5時間後にイワナを釣り上げるまでに気付いたことをまとめてみました。
私の言うワゴンセールリールは、1,000円台の海外製と思われる””謎”ブランドのリールです!激安でありながら、渓流トラウトくらいならば十分に耐えられるものも多く、好んで利用していました。
シマノのULTEGRA(アルテグラ)を選んだ理由
ブランドリールとして選んだのは、シマノのアルテグラ「C2000SHG」、いわゆる21アルテグラです。本機種を選択した理由は以下の3つ。
予算1万円前後で考えていたなかで、若干のオーバーでしたが結果的に満足できる買物でした。
シマノでのULTEGRA(アルテグラ)の立ち位置
ULTEGRA(アルテグラ)は、シマノの汎用スピニングリールの中ではエントリーモデルの最上位機種という立ち位置になります。
一般的に渓流用のスピニングリールは、2000番のハイギアがオススメとされています。障害物の多い渓流では取り回しのいい小型リールの2000番、そして流れよりも速く巻けるハイギアが使いやすいというワケです。
なお、シマノの汎用リールは、コアソリッドシリーズとクイックレスポンスシリーズに分けられます。アルテグラは、コアソリッドシリーズに分類されます。
コアソリッドシリーズ:しっかりした剛性感でゴリゴリ巻けるシマノリールの伝統を味わえる。
クイックレスポンスシリーズ:リール自体の軽さと巻きの軽さを追求。特に巻き始めの軽さを必要とし、アクションを重視する釣りスタイルに適応。
【コアソリッド】渓流で使えるシマノの汎用リール(C2000SHG)の製品一覧!
シマノ汎用スピニングリールの基本コンセプトとなるコアソリッドシリーズの中で、渓流に適応するC2000SHGの番手をラインナップする製品をまとめてみました。
クラス | 製品名 | 定価 |
ハイエンド | ステラ | 92,700円 |
ミドル | ストラディック | 27,200円 |
エントリー | アルテグラ | 17,500円 |
エントリー | ナスキー | 11,600円 |
エントリー | サハラ | 9,000円 |
エントリー | セドナ | バリュープライス |
【クイックレスポンス】汎用リールの中でもより渓流向き?!軽さ重視のMGL
汎用リールの中でも回転の軽さ、自重の軽さを追求するMGLシリーズ。”軽さ”によってクイックレスポンスを実現。巻き始めの軽さが特徴でライトゲームに適応。
クラス | 製品名 | 定価 |
ハイエンド | ヴァンキッシュ | 65,300円 |
ミドル | ヴァンフォード | 32,700円 |
エントリー | ミラベル | 15,000円 |
ワゴンセールリールから卒業して気付いたこと3つ!
今回の初釣行は、アルテグラの感覚をつかむために馬瀬川上流漁協付近でのキャスティング練習をしがてら、ついでに右投げ右巻きから右投げ左巻きへの矯正も行おうという計画です!
5時間ほど投げ続けて感じたブランドリールの凄さ、ワゴンセールリールと比較して何が違うのか気付いた3つの点についてまとめました。
【1】巻き感度がまったく違う
たるみから流心に移動するルアーにかかる水流の変化、ミノーのリップが水流を掴んでいるといった繊細な情報がリールから指先にダイレクトに伝わってくるのが感じられます。
その感触はロッドから伝わってくるものとは別物で”リールは巻ければいい””という自分の固定概念が覆された瞬間でした。
この巻き感度の違いをどのように渓流ルアーに活かしていけるかは、まだまだ研究の余地があるところですが、練習を重ねて釣果につなげていきたいと思えるものです。
【2】アップストリームに対応できる!
渓相によっては、完全なアップストリームで攻めたい場合があります。流れの速さより早く引く必要があるのとルアーが着水してからの糸ふけと巻き量の関係から、完全なアップストリームで攻めるにはワゴンセールリールでは役不足だと感じていました。
しかし、アルテグラは念願のアップストリームを実現してくれました!アルテグラだからというよりハイギアの恩恵が大きいのですが、巻き量が安定しないといくら速く巻いてもはアップクロスもしくはクロスでしか攻められないという課題を見事に解決してくれました。
【3】一日中キャスティングしても疲れない
この日の釣行は約5時間。休憩時間を考慮しても約4時間は投げ続けていました。キャスティング回数としては80~100回程度といったところでしょうか?
釣行を終えて感じた腕の疲れは、今までのそれとはまったく別のものでした。以前は川幅のある馬瀬川本流を攻略するため、大きく腕を振ってキャスティングしていました。これは、リールの飛距離が出ないための苦肉の策でした。
しかし、今回は基本通り脇をシメ、手首とロッドのしなりで飛ばすオーバーヘッドで十分な飛距離を出すことができました。その結果、釣行後の肩や腕の疲れかほとんどありませんでした。
ライン放出性を高めるAR-Cとロングストロークスプール仕様による飛距離を稼ぎやすいアルテグラならではメリットだと感じました。
今回のアルテグラ初釣行をショート動画でアップしてます!
今回の釣行をYouTubeショート動画でアップしてます。よかったらご視聴下さい!
ブランドリールを購入してもう一つ分かったことが所有する喜び。巻き心地の良さにハマってしまい部屋の中でクルクル回して楽しんでいます。
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