windows7のサポート終了が2020年1月に終了します。企業のwindows7からwindows10への入替もピークを迎えていますが、仕事がらセットアップに関する質問をいただくことも増えてきました。
システム部門やPC管理者がいない場合、「若い!」というだけでセットアップをまかされたり、何となく職場のパソコン担当になっているが、会社のパソコンのセットアップなんてやったことがないという方にむけて「Windows10の起動まで」についてまとめました。(簡単セットアップ手順あり)
セットアップは、Windows10が起動してからも、メールの設定や複合機の接続、Wi-Fiへの接続、その他の設定など、まだまだ続きますので、まずはWindows10をサクッと立ち上げましょう!
会社でwindows10をセットアップするときに注意すべきたった一つのポイント!
会社でWindows10のセットアップをするときに注意することは、アカウントの種類をローカルアカウントでセットアップするということです。
アカウント作成画面では、Microsoftアカウントでの作成に誘導されてしまいがちですが、会社のパソコンは、ローカルアカウントでセットアップすることが基本となります。そしてこのことが会社でWindows10をセットアップするときに注意すべきポイントとなります。
※Windows7からWindows10Proへの入替えの場合
※ローカルアカウントでセットアップしたパソコンをMicrosoftアカウントに切り替えることは簡単ですが、逆の場合は注意すべきことがでてくるので、ローカルアカウントでの立ち上げがお勧めです。
ところでアカウントってなに?!
アカウントはWindowsにサインインするときの名前です。
アカウントはたんに名前というだけではなく、Windowsの機能で何を使えるのかという権限などの制御の役割をもっています。
さらに、Windows10では、このアカウントが大きく分けて2つの種類があります。前述の「ローカルアカウント」と「Microsoftアカウント」です。それぞれの違いを簡単にまとめてみます。
ローカルアカウント
アカウントを作成したパソコンだけで利用できるアカウントです。Microsoftアカウントとは違って、インターネットに接続しなくても作成できます。ローカルアカウントでは、「Microsoft Store」からアプリをダウンロードしたり、Microsoftのクラウドサービス(OneDriveなど)を利用したりすることができません。(利用する場合は、別途MicrosoftアカウントでWEBから各サービスにサインインする必要があります。)
ローカルアカウントは、Microsoftアカウントに保存している個人情報(メールアドレスや名前、クレジット情報など)を盗まれたり、データを利用されたりする情報漏えいの可能性が低いことが最大のメリットです。
Microsoftアカウント
メールアドレスをMicrosoft アカウントとして設定します。複数のパソコンに同じMicrosoftアカウントでサインインすることができ、個人設定をオンラインで同期することにより、パソコンのテーマや壁紙、ブラウザーのお気に入り、アプリなどを共有できます。
「Microsoft Store」からアプリをダウンロードしたり、Microsoftが提供するクラウドサービス(OneDriveなど)を利用したりすることができます。
Microsoftアカウントは、他のパソコンやタブレットなどと同期を取ることができるのがメリットです。個人利用のパソコンの場合は、Microsoftアカウントのほうが使い勝手がいいかもしれません。
Windows10を簡単セットアップ!
富士通のビジネス向けノートPCのWindows10セットアップの手順です。会社の場合は、ローカルアカウントで立ち上げるのが基本です。会社のパソコンのセットアップは以下の手順でOKです。(2019年11月現在出荷されているWindows10のバージョンは1809か1903だと思われます。出荷バージョンとメーカーにより画面や項目が若干違う場合があります。)
■事前準備
事前にLANケーブルを接続しておきます。これにより、セットアップの最中にアップデートをダウンロードしてくれたりします。また、Wi-Fiへの接続は、セットアップが終わったあとに接続します。
電源をONにするとメーカー画面が表示され、しばらくするとセットアップ画面が起動してきます。
1.住まいの地域で「日本」を選択し「はい」をクリックします。
windows10セットアップ画面「地域」
2.キーボードレイアウトで「Microsoft IME」が選択されていることを確認して「はい」をクリックします。
3.「2つ目のキーボードレイアウトを追加しますか?」で「スキップ」をクリックします。
4.「重要なセットアップを実行します」で次の画面になるまで少し待ちます。
5.「Windows10 使用許諾契約」の画面で「同意」をクリックします。
6.設定する方法を指定する画面で「組織用に設定」を選択し、「次へ」をクリックします。
7.「Microsoft アカウントでサインイン」の画面下の「代わりにドメインに参加する」をクリックします。
8.入力欄に任意のローカルアカウント名を入力し、「次へ」をクリックします。
9.サインするときの「パスワード」の設定画面になりますが、「パスワード」を入力せずに、「次へ」をクリックします。パスワードが必要な場合でも、セットアップの際は再起動を何回もするので、セットアップ完了後にパスワード設定することをお勧めします。
10.アクティビティの履歴に関して、任意で「はい」または、「いいえ」をクリックします。(会社のパソコンの場合は「いいえ」をお勧めします。)
11.デジタルアシスタントに関して、任意で「拒否」または、「同意」をクリックします。(会社のパソコンの場合は「拒否」をお勧めします。)
12.デバイスのプライバシー設定の画面では、各項目について任意で「はい」または、「いいえ」を選択し、「同意」をクリックします。(セットアップ完了後、いつでも設定変更できるので、ひとまず全て「いいえ」にすることをお勧めします。)
13.自動でセットアップが続くのでしばらく待ちます。
14.しばらくすると下記画面となります。①ネットワークの設定「はい」→②Edgeの言語の選択のプルダウンメニューから「日本語」を選択→③「Get started」をクリックします。
15.「Edge」の画面が日本語にかわるので「X」で画面を閉じます。
16.Window10の立ち上げはこれで完了です。お疲れ様でした。
このあとの細かい調整については、こちらの記事も一読してみて下さい。
↓
初めてのWindows10。最初に行いたい定番のおすすめ設定5つ!
まとめ
■windows7のサポート終了が2020年1月に終了します。
■Windows10のアカウントには、「ローカルアカウント」と「Microsoftアカウント」の2種類があります。
■会社のパソコンをセットアップする場合は「ローカルアカウント」で立ち上げます。
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