Yupiteru(ユピテル)のドライブレコーダー「BUシリーズ」(主に法人向け)のSDカードは専用フォーマットのSDカードになります。
この専用SDカードをWindowsでフォーマットすると使えなくなってしまいます!フォーマットしてしまった場合、つぎのような現象になります。
・パソコンの専用ビューアソフトで読み込めず、「有効なSDカードではありません」などの表示がでる。
このようになってしまったら、どうしたらよいのでしょうか?
Yupiteru(ユピテル)の『ドライブレコーダー用SDカードに関する取扱いの注意』とは?
ユピテルのドライブレコーダー(主に法人向けモデル)の利用者が知っておくべき重要事項があります。冒頭で述べたように、ドライブレコーダーのSDカードをWindowsでフォーマットすると使えなくなってしまいます。
パソコンの専用ビューアーで記録状況を確認する必要のある管理者は特に注意が必要です。
~ユピテル公式【アップデートしたWindowsにおけるドライブレコーダー用SDカードの取扱いに関するご注意】より引用~
平素はユピテル製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
ドライブレコーダーで使用しているSDカードをWindows10搭載のパソコンに接続して読み込もうとした際、下記のようなWindowsのフォーマットを促すメッセージが表示されることがございます。
[ディスクのフォーマット]をクリックしますと、SDカードがフォーマットされ、ドライブレコーダーで使用ができなくなります。
フォーマットを促すメッセージが表示されましたら、必ず[キャンセル]を選択してくださいますようお願い申し上げます。
対象となるモデルを一覧にまとめてみました。
■Q-01
■BU-DRHD330
■BU-DRHD431
■BU-DRHD630T
■BU-DRR615T
■BU-DRR605T
■BU-DRB305
■BU-DRR405
■BU-DRHD421
■BU-DRR403
■BU-DRR603T
■BDR-1
■BDR-S1
■FA1001
■FA2001
■FDR-800
■FDR-810
Windowsでフォーマットしてしまった場合の対処方法!
万一、フォーマットしてしまい、冒頭の「有効なSDカードではありません」表示となってしまった場合はどうすればよいのでしょうか?!
公式ページのFAQを深掘りして読み込んでいくと、復旧(再フォーマット)方法があることが分かってくるのですが、手順なども含めて分かりにくいので下記にまとめました!
ユピテル公式~フォーマットしてしまった場合~
SDカードをフォーマットしてドライブレコーダーで使用ができなくなった場合は、営業担当にお問い合わせください。
SDカードを復旧(再フォーマット)する手順の流れ
手順は大きく分けて、以下の4つです!
1.「SDアソシエーション」ホームページから『SDメモリカードフォーマッター』をダウンロードしてインストールします。
SDアソシエーションとは?
~SDアソシエーション公式ページより引用~
■SDアソシエーションは、業界指針となるメモリカード規格を策定する規格団体です。
■SDアソシエーションは、メモリカードのストレージに関する規格の策定と普及のための業界団体として、パナソニック、サンディスクおよび東芝の3社により2000年1月に設立されました。現在、SDアソシエーションでは、約900社の会員企業がSD規格の設計と開発にあたっています。
2.『SDメモリカードフォーマッター』でフォーマットします。
3.「ユピテル」ホームページから、専用ビューアソフト『PC Browser』をダウンロードしてインストールします。
4.『PC Browser』で機種名を選択し、完全フォーマットします。
それでは、順番にみていきましょう!
1.『SDメモリカードフォーマッター』のダウンロードとインストール
【1】『SDメモリカードフォーマッター』のダウンロードページを開きます。
【2】『SDメモリカードフォーマッター』をダウンロードボタンをクリックします。
【3】『同意』を求める画面で『同意』をクリックします。
【4】ダウンロードされたzipファイルを展開します。
【5】展開したインストルーファイルを右クリックし「管理者として実行」でインストールします。
【6】ディスクトップに『SDメモリカードフォーマッター』のショートカットができれば、インストール完了です。
2.『SDメモリカードフォーマッター』でSDカードをフォーマットを実行!
【1】SDカードをセットし、『SDメモリカードフォーマッター』を起動します。
【2】ドライブの選択、クイックフォーマットのチェック、ボリュームラベルに「DRIVEREC1」を入力し、フォーマットを実行します。
【3】「フォーマットが正常に終了しました。」の画面がでるとフォーマットの完了です。
3.ユピテル専用ビューアソフト『PCBrowser』をダウンロードしてインストール!
【1】専用ビューアソフトのダウンロードページを開きます。
【2】利用中の製品を選択し、インストールファイルをダウンロードします。
【3】ダウンロードされたzipファイルを展開します。
【4】展開された「SETUP」ファイルを実行します。
※下記、「WindowsによってPCが保護されました」と表示された場合は、「詳細情報」をクリックし、「実行」をクリックしてください。
※「PC Browser」インストールが完了すると、「DirectXランタイム」のインストール確認ダイアログが表示されますので、『OK』をクリックして、続けてインストールして下さい。
【5】ディスクトップに『PC Browser』のショートカットができれば、インストール完了です。
4.『PC Browser』で機種名を選択し、完全フォーマットを実行!
【1】SDカードをセットし、『PC Browser』を起動します。
【2】「ツール」→「機種選択」と進み、利用中の機種を選択します。
【3】「ツール」→「SDカードフォーマット」と進み、SDカードのドライブを選択します。
【4】ドライブを認識するとフォーマットオプション画面になります。設定した機種名を確認し、「完全フォーマット」を選択します。続けて、「スタート」ボタンをクリックします。
【5】画面の指示に従い進めると「SDカードを一旦抜き、再度挿入してください。」の表示になるので、SDカードを一度抜いて再セットします。
【6】SDカードの再セットを認識すると完全フォーマットの「ステップ2」が実行されます。その後「SDカードのフォ-マットが完了しました。」表示でフォーマット完了です。
【7】「OK」をクリックし、SDカードを取り出します。
ドライブレコーダにセットしてもエラー音がしないこと、『PC Browser』で記録を確認できることを確認して下さい。
補足
SDカードのフォーマットをおこなったにも関わらずエラーが発生する場合や、フォーマット後のエラーが頻発する場合は、専用SDカードの交換が必要になります。
■SDHCカード OP-SD08 3,300円(税込)
■SDHCカード OP-SD16 5,500円(税込)
■SDHCカード OP-SD32 11,000円(税込)
※Yupiteruダイレクト(2020年6月現在)での専用SDカードの取扱い状況です。最新情報は、ユピテルホームページにてご確認下さい。
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