テレビ録画対応の外付けHDDは消耗品と割り切って使用するべきなのですが、やはり長持ちしてくれると嬉しいです。今回は、テレビ録画対応の外付けHDDの寿命を延ばす設定(REGZAの場合)についてまとめてみました。
外付けHDD(ハードディスク)は消耗品?!
テレビ録画対応用の外付けHDDだけではなく、パソコン用の外付けHDDも寿命は3~4年と言われることが多いようです。その為、パソコン用などでは、3年ごとに買い替えを勧められることもあるようです。
テレビ録画対応用の外付けHDDは、壊れるまで買い替えることは無いと思いますので、長持ちしてくれると、やっぱり嬉しいですよね。
テレビ録画対応の外付けHDD!寿命を延ばす設定(REGZAの場合)とは?!
REGZA(レグザ)の取扱説明書の中に、「USBハードディスクの接続・設定をする」
というところがあります。さらにその中に「省エネ」設定という項目あります。
「省エネ」設定には、初期値の「通常モード」と「省エネモード」があります。今回の外付けHDDの寿命を延ばす設定とは、この「省エネ」設定を「省エネモード」にするというものです。
■REGZAの取扱説明書
「通常モード」と「省エネモード」の違い
「通常モード」と「省エネモード」での外付けHDDの動作の違いは下記のようになります。
■通常モード
→TV本体の電源が「入」の時、外付けHDDの電源も「入」となっており、TVを見ているだけの状態でも、外付けHDDは電源が入ったまま動いている状態です。
■省エネモード
→TV本体の電源が「入」の時でも、外付けHDDを使用しない状態(録画・再生)がしばらく続くと、外付けHDDはスタンバイ状態となり外付けHDDのランプも消えます。(外付けHDDの機種によっては、ランプが消えないこともあります。)
このように、大まかにいうと「省エネ」設定は、「外付けHDDを動きっぱなしするか、使用していない時は止めるのかという設定」とも言えそうです。
設定方法(REGZAの場合)
設定はリモコンを使ってメニューから設定します。
1.リモコンの「設定」を押下します。
2.「レグザリンク設定」を選択します。
3.「USBハードディスク設定」を選択します。
4.「省エネ」設定を選択します。
5.「省エネモード」を選択します。
以上で設定は完了です。
「省エネモード」が効いているかどうかの確認方法とデメリット
録画や再生をしていない場合に、リモコンの「録画リストボタン」を押します。ここで、「機器に接続中です。」→「しばらくお待ち下さい。」となり、録画リストが出てくるまでに、少し時間(3~10秒)をようすれば「省エネモード」になっています。
そして、この接続までに少し時間のかかることが「省エネモード」のデメリットとだと言えます。ただし、録画については、今のところ失敗したことはありません。
「省エネモード」による外付けHDDの長寿命化の考察
2011年の地デジ化に伴い2台のREGZA(レグザ)を購入しメイン機とサブ機として使用しています。それぞれ、外付けHDDは2TBで1万5千円前後の製品だった思います。
連ドラ設定で録画をしていますが、1週間にメイン機は5番組程度、サブ機は20番組程度録画しています。
サブ機については、子供たちの使用がメインで、録画や再生回数も多く外付けHDDに大きな負担をかけていることが予想されます。そのためか、購入当初は1年半ほどで外付けHDDが故障し、現在3台目となっています。3台目を接続するにあたり、何か寿命を延ばす対策はないか考え、今回の「省エネモード」の設定に行きつきました。その結果、3台目の外付けHDDが無事、4年を迎えています。
また、メイン機の外付けHDDの設定は最初から「省エネモード」に設定していたようです。
現在、8年を迎えていることからも「省エネモード」が外付けHDDの長寿命化に有効ではないかと思い今回の記事をまとめることとなりました。
最後に
一般的に、ハードディスクは停止状態からの起動にも負荷がかかると言われていますので、「省エネモード」では、かえって負担がかかる場合もあるかもしれません。また、録画や再生の頻度によっても、大きく寿命が変わることが予想されます。
外付けHDDの「省エネモード」の存在もあまり知られていないのではないかと思われますので、今回の記事により、設定の選択肢の一つとして検討して頂ければ幸いです。
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