Windows10の起動が遅い!と感じたら、設定を確認してみましょう!定番のチェックポイントを確認することにより、起動時間の改善につながる可能性が有ります。確認するのは次の3つです。
■不要なアプリがスタートアップアプリとして有効になっていないかどうか?
→不要なアプリのスタートアップの無効化
■不要なアプリがバックグラウンドアプリとして有効になっていないかどうか?
→不要なバックアップグラウンドアプリの無効化
■「高速スタートアップ」の有効/無効
→「高速スタートアップ」の設定の確認
それぞれの具体的な確認の手順については、下記をご覧下さい。
1.不要なアプリのスタートアップの無効化
アプリをダウンロードすると、スタートアップに追加される場合があります。また、プリンタードライバーなどをインストールすると関連ユーティリティがスタートアップに追加される場合もあります。これらが増えてくると起動がどんどん遅くなっていきます!
次の手順で、スタートアップに登録されたアプリを無効化できます。
(1)スタートメニューから設定(歯車アイコン)を選択します。
(2)「アプリ」をクリックします。
(3)「スタートアップ」をクリックします。
(4)PC起動時、同時に起動する必要のないアプリを「オフ」にします。
※セキュリティソフトまで「オフ」してしまわないように注意!
(5)画面を「X」で閉じて設定は、完了です。
2.不要なバックグラウンドアプリの無効化
バックグラウンドアプリは、アプリのウィンドウで操作していなくても、見えないところで動作を実行し続けるアプリです。例えば、メールアプリの自動送受信やSNS系の通知の監視などがあります。
バックグラウンドアプリもPC起動時に自動起動するので、不要なアプリを無効化することにより起動時間を改善できます。また、バックグラウンドアプリを減らすことにより、起動後の通常操作中のパフォーマンスの改善も期待できます。
(1)スタートメニューから設定(歯車アイコン)を選択します。
(2)「プライバシー」をクリックします。
(3)メニューの中の「バックグラウンドアプリ」をクリックします。
(4)常時起動しておく必要のないアプリを「オフ」にします。
(5)画面を「X」で閉じて設定は、完了です。
3.「高速スタートアップ」設定の確認
「高速スタートアップ」設定をオンにすると、シャットダウン時にメモリやCPUなどの状態を保存し、次回起動時の起動時間を短縮します。通常、初期値では「オン」なっていますが、立ち上がらないなどの起動時のトラブルの報告も多い為「オフ」になっている場合があります。
起動時のトラブルを極力なくしたい場合は「オフ」、高速起動を重視する場合は「オン」にして下さい。
高速スタートアップを「オン」にすることにより、OS起動の負担となるデバイスドライバーの初期化や読み込みを保存し、次回起動時の起動時間を短縮してくれます。その為、起動トラブルを減らすためには、最低限パソコンの状態は、次回起動時も同じ状態で起動したいところです。USBメモリーや外付けHDD、プリンターなどを他のPCとつなぎ変えて使用している場合などは、起動時のトラブルが起きやすくなる可能性が有ります。
また、高速スタートアアプの設定により、Windows Update(アップデート)の際の起動トラブルとなったとの報告も多いようです。「高速スタートアップ」を有効にする場合は、十分に検討する必要があります。
(1)スタートメニューから設定(歯車アイコン)を選択します。
(2)「システム」をクリックします。
(3)「電源とスリープ」をクリックします。続けて「電源の追加設定」をクリックします。
(4)「電源ボタンの動作の選択」をクリックします。
(5)「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
(6)「高速スタートアップを有効にする」にチェックをいれて、「変更の保存」をクリックします。
(7)画面を「X」で閉じて設定は、完了です。
最後に
アプリによっては、無効にしても、アップデートなどのタイミングなどで復活する場合があるので、定期的に設定を見直すとより効果的です。
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