2022年9月20日、Windows 11に大型アップデート「22H2」がリリースされました。今回のアップデートではセキュリティの向上はもちろん、多くの新機能が搭載されています。
今すぐにアップデートしたいところではありますが、アップデート後の不具合に関するツイートが散見されています。
アップデート適用前に、不具合への最低限の備えとして、「システムの復元」機能を有効化する設定方法をまとめてみました!
■「システムの復元」について知りたい
■「システムの復元」の設定方法を知りたい
Windows 11の「システムの復元」機能とは?
更新プログラム(アップデート)を適用するとWindows 11の動作が不安定になったり、今まで正常に動いていたアプリ動作に不具合が発生することがあります。
このような場合でも、「システムの復元」機能を有効にすると、正常に動作していた以前のシステム状態に戻すことができます。
※データに関しては復旧できないので、従来通りバックアップによる管理が必要です。
■データの復旧はできません
■システムの復元は、トラブルの解決を保障するものではありません
「システムの復元」機能を有効化する方法!
設定の流れは以下のようになります。
【2】「復元ポイント」の手動作成(初回のみ手動)
【3】作成した「復元ポイント」の確認
【1】「システムの復元」機能の有効化
(1)スタートボタンをクリックして検索ボックスを表示し、”復元ポイントの作成”と入力します。
(2)「復元ポイントの作成」をクリックします。
(3)「システムのプロパティ」の「システム保護」タブになっていることを確認します。
(4)「使用できるドライブ」で”(C):(システム)”を選択し、「構成」をクリックします。
(5)システム保護対象の画面で以下の設定をします。
■「システム保護を有効にする」にチェック
■ディスク領域使用量の「最大使用量」をスライドバーで調整(オススメは10GB前後)
最後に「OK」を選択します。
【2】「復元ポイント」の手動作成(初回のみ手動)
続けて、「復元ポイント」の手動作成を実行します。
(1)「システム保護」タブ画面の下側にある「作成」をクリックします。
(2)「復元ポイントの作成」画面で識別名を入力します。※自分が分かるように好きな名前を入力します。(バージョンアップ前など)
(3)「復元ポイントは正常に作成されました。」の表示がでたら「閉じる」をクリックして完了です。
【3】作成した「復元ポイント」の確認
手動で作成した「復元ポイント」の確認をします。
(1)「システム保護」の画面で、「システムの復元」をクリックします。
(2)「システムファイルと設定の復元」画面で、「次へ」をクリックします。
(3)一覧表に識別名の表示があれば、復元ポイントの作成は正常に終了しています。これで確認は完了です。「×」で閉じて下さい。
システムの復元を実行する場合
システムの復元には、半日程度の時間を要する場合もあります。時間に余裕をもって実行して下さい。また、実行する前に、下記の注意事項を確認して下さい。
■作業中のファイルは保存する
■起動中のアプリは、全て終了する
■ノートPCの場合は、AC電源を接続する
■復元完了メッセージが表示されるまで電源を絶対に切らない
(1)復元したいポイントを選択し、「次へ」をクリックします。
(2)復元ポイントの確認画面で「完了」をクリックします。
(3)“いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?”の画面で「はい」をクリックすると復元処理が実行されます。
(4)“システムの復元は正常に完了しました。”が表示されたら、復元完了です。「閉じる」を押して終了して下さい。
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