2015年夏モデルの『Xperia Z4』を購入して3年9ケ月が経ちました。そろそろ故障や電池の劣化が心配な時期となり、3ケ月後の契約更新時の買替えを目指して情報収集を始めた途端に、電池の寿命がきてしまいました。
あまりお金をかけたくないということもあり、自分で『Xperia Z4』の電池交換にチャレンジしてみました。事前に視聴していた電池交換方法の解説動画では気付かなかったことや注意すべきポイントをあらためてまとめてみました!
3年9ケ月使用した「Xperia z4」のバッテリーの状態
朝の通勤1時間の使用(Web閲覧)で60%台に減少し、60%からは10分程度の使用で20%まで減少するようになりました。そして20%以下になるとそのまま電源が落ちるようになってしまいました。「電池性能表示」を確認するとつぎのようになっていました。
■バッテリーの「電池性能表示」
「設定」アイコンを開き、「端末情報」→「機器の状態」→「電池性能表示」と進むことにより、「内部電池の充電能力」を確認することができます(Andoroid6.0)。
これにより、「内部電池の充電能力」が低下している状態であることが確認できました。
電池性能表示
内部電池の充電能力が低下しています(50%未満)
電池交換方法と注意すべきポイント3つ!
最近では電池の入手もしやすく、電池交換解説動画も数多くアップされているので、自分で交換できる環境も整っていると思います。しかし、実際にやってみるとあらためて注意すべきポイントがあることが分かりましたので、そのポイントを中心にまとめてみました!
準備編
電池と工具などがセットになった電池交換セットは、楽天、アマゾン、ヤフーショピングなどで入手できます。背面カバーを接着する「機種専用の両面テープ」と背面カバーを外すために必要となる吸盤とピックが最低限必要となります。購入する際は、これらが付属していることを確認してから購入しましょう!【注意ポイントの1つめ】
その他にあると安心なのが、ドライヤーとカッターナイフと薄い耐熱両面テープ(後述します)です。
交換編
電池交換の流れは、つぎのようになります。
1.両面テープでくっついている背面カバーを取り外す。
2.古い電池を取り外し、新しい電池を取り付ける。
3.背面カバーを付属の両面テープを使って貼り付ける。
これだけですが、交換手順と注意点をみていきましょう!
1.背面カバーを取り外す
(1)電源を切ります。
(2)背面カバーに吸盤を取り付けます。ドライヤーで温めて両面テープの力を弱め、吸盤を引っ張って背面カバーを浮かせます。なかなか浮いてこないので、何度も繰り返します。
多少フレームに傷がついてもいい場合は、カッターなどで浮かせると手っ取り早いです。あまり深く突っ込むと部品を傷付ける可能性があるので、浅めにカッターの刃を入れてテコの原理を使って浮かせます。浮いたところに、ピックを差し込みます。
(3)ピックを差し込んだら、そのままピックを一周させて、背面カバーと本体を分離します。
2.古い電池を取り外し、新しい電池を取り付ける
(1)電池パックは両面テープで固定されています。両面テープ取り外し用のフィルムの取っ手が2ヶ所ある(写真の1と2)ので、本体上部方向に引っ張ると両面テープが取れて電池パックが取り出しやすくなります。【注意ポイントの2つめ】
また、電池パックの表面側についている両面テープ(写真の3)は、背面カバーを固定する役割もあるようです。できれば、再利用する為にきれいにはがしたいところです。この両面テープがないと背面カバーが浮きやすくなります(私はピックを深く入れすぎて両面テープが丸まってしまい、再利用できませんでした)。【注意ポイントの3つめ】
(2)電池パックと本体をつなぐコネクタを外します。コネクタの上についている両面テープをはがし、コネクタに爪を引っかけて浮かせます(コネクタは上から、ささっているだけです)。
(3)古い電池パックを取り外して、新しい電池パックをセットします。
3.背面カバーを付属の両面テープを使って貼り付ける
(1)背面カバーに付属の両面テープを貼り付けて台紙をはがします。合わせて、電池パックの表面側の取り外した両面テープをはがす前と同じように再利用して貼り付けします。
この時、再利用できない場合は、薄い耐熱両面テープがあれば同じように貼り付けることにより背面カバーの固定が安定すると思われます。(両面テープがない場合、左下側のカバー浮きにつながりそうです)
(2)背面カバーを本体にセットします。
(3)以上で完了です。
まとめ
交換用の電池交換セットは、2,250円(税込)でした。両面テープの再利用をできなかったこともあり、背面カバーの左下が浮いたままです。薄い耐熱両面テープを準備しておけばよかったのですが、このままハードケース(iface)にセットして使用しています。防水性能は完全になくなりました。
電池の持ちは良くなりました。60%からの急激な低下もなく、20%以下になっても電源が落ちることはなくなり、満足しています。
■電池交換セットを購入するときは、「背面カバー取り付け用の両面テープ」と「吸盤」と「ピック」が付属していることを確認する。
■電池パックを取り外すときは、上側にある黒フィルムの取っ手を引っ張ると電池パックを固定している両面テープが剥がれて取り出しやすくなる。
■電池パックの上に貼ってある両面テープは再利用したい。両面テープがないと背面カバーの左下が浮きやすくなってしまう。(薄い耐熱両面テープがあると良さそう)
電池パックを交換したことにより、残り数カ月間ではありますが、何とかのりきれそうです!
今回の記事が、お役にたてれば幸いです。
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